前回の「KEEN meetup#2 冬のコミュニティ祭り」セッション1では、Google Cloudコミュニティ「Jagu'e'r」の皆さんにご登壇いただき、コミュニティを活性化させるための「スター顧客であるエバンジェリスト」の在り方についてセッションをしました。続いて、今回のセッション2のトピックは、会員数約3400名、参加社数約1700社*にものぼるウイングアーク1st株式会社のユーザーコミュニティ「nest」について。*2023年11月末時点KEEN株式会社の佐藤がモデレーターとなり、「nest」のコミュニティーマネージャー春有咲さんと、スター顧客である株式会社成田デンタルの吉原大騎さんをお迎えし、コミュニティやスター顧客の在り方について、存分に語っていただきました。【登壇者】春 有咲さんウイングアーク1st株式会社でインサイドセールスやデジタルマーケティング職を経て、現職。マーケティング本部nest企画室でコミュニティーマネージャーを務める。吉原 大騎さん株式会社成田デンタル デジタル推進室で室長を務め、「データ活用を通し、最強の営業組織をつくる」をミッションに、日々奮闘中。ウイングアーク1stのユーザーコミュニティ「nest」では、nest関東ワーキンググループリーダーと、nestセールス&マーケワーキンググループリーダーを担う。【モデレーター】佐藤志保 KEEN株式会社 ※以下、敬称略ユーザーの活躍を全力支援する「nest」とは?まずは、ウイングアーク1stのユーザーコミュニティ「nest」のコミュニティーマネージャーである春さんに「nest」の概要についてお話いただきました。春:「nest」は、2018年に設立されたユーザーコミュニティです。「データ活動で世界を笑顔に」をビジョンに掲げ、弊社の製品やサービスをご愛用いただいてるみなさまの成功を支援する活動を行っています。会員数は約3400名、参加社数は約1700社にものぼり、4つのコンテンツを通じて「成功」への近道をサポートしています。1つ目は、ユーザーのためのポータルサイト「nest Membership Portal」です。こちらではウイングアーク1stからの情報提供だけでなく、ユーザーのお悩みをユーザー同士で解決しあうことができます。議論のやり取りがとても活発で、ユーザー同士の解決率は95%という高さを誇ります。2つ目は、「nest Working Group」。関東や近畿などのエリア別や、製造業や金融業のデータ活用など、テーマ別にわかれた合計10個のグループ活動がございます。3つ目は、「nest Sucess Story」。こちらはウイングアーク1st製品を活用して組織内にデータを活用する文化を浸透させ、業務改善に成功した企業さまや担当者さまを紹介するコンテンツになります。4つ目となる「nest Round Table」はまだ準備段階ですが、弊社製品の開発・事業企画を行うメンバーが、ユーザーのみなさまと直接意見を交換する場を設けていく予定です。イベント開催も活発で、ウイングアーク1stが主催するのはもちろん、ユーザーさまも積極的にさまざまな企画を立ててくださり、今年度11月末時点で38回のイベントを開催しております。「nest」と「スター顧客」の舞台裏。コミュニティ活性化への取り組みと、関係性の築き方とは?コミュニティを活性化するため、さまざまな仕掛けづくりを行う「nest」ですが、そのなかで熱量高く活動に取り組み、新しい風を吹かせる「スター顧客」は、一体どんな人たちなのでしょうか?ここからは、コミュニティマネージャーの春さんと、「nest」のスター顧客である吉原さんを交えて、パネルディスカッション形式で「コミュニティ活動」や「スター顧客」のリアルについて熱く語っていただきました。Q1:コミュニティ活動に参加するきっかけは?吉原:もともと、自社で導入したウイングアーク1stさんのBIダッシュボード「MotionBoard」の使用法について学びたく、「nest」が立ち上がる前に実施されていた、若手向けの勉強会に参加したのが始まりです。「nest」のビジョンである「データ活用で世界を笑顔に」と、弊社のビジョン、「誰もが大きな口を開けて笑える社会に」が重なったのも、決め手のひとつでした。Q2:スター顧客として活躍するモチベーションは?佐藤:吉原さんはどんな流れで「nest」の活動に携わるようになったのでしょうか?吉原:若手向けの勉強会で仲良くなった他社のウイングアーク1st製品ユーザーの方とよく一緒にウイングアーク1stさんのセミナーや勉強会に参加していたのですが、、ある時「nest」が立ち上がることを耳にしたんです。「これは参加した方が良いだろうな」と感じ、二人で足を運んだところ、スタッフの方から「コミュニティの運営側としてよろしくお願いします!」と声をかけられ、はじめはびっくりしましたが、そのまま気がついたら運営に携わるようになっていました。(笑)春:ものすごい無茶ぶりですね(笑) 。それを聞いた時は、どう感じましたか。吉原:一人だったら、断っていたかもしれないですが、当時一緒によく勉強会に参加していた方もいらっしゃったということもあり、引き受けることにしました。でも、背中を押していただける存在はありがたいですね。僕自身が、無茶ぶりを引き受けるのが大好き、というのもありますが(笑)。「nest」にお願いされることは「Yes or No」ではなく、「Yes or Yes」の精神で何でも引き受けたいと思ってるんですよ。今は、nest関東ワーキンググループリーダーと、nestセールス&マーケワーキンググループリーダーをしていて、雑談を楽しむ「nestalk」イベントを主催するなど、nestでの活動を思い切り楽しんでいます。佐藤:コミュニティ活動をめいっぱい楽しんでくれている人を見つけるのが、後にスター顧客を選定する時のキーポイントになりそうですね。自然な流れで運営に参加、というのをもう少し詳しく聞かせてもらえますか?春:nestでは、各Working Groupごとにリーダーと、リーダーをサポートするサポーターがいます。当時は立ち上げのフェーズだったこともあり、当時のリーダーと相性がよく、同じ熱量で良い仲間になってくれそうな吉原さんがサポーターに選ばれたと聞いています。吉原:リーダーも素敵な方で、そういった憧れの存在がいることもモチベーションになりましたね。紹介してくださる事例のレベルも高いですし、登壇や発信も積極的にされている姿に、とても憧れを抱きました。ウイングアーク1st製品を活用しデータ活用の浸透に尽力している「データ活用推進者」に贈られる「Data Driven Meister」の称号を授与されたことも嬉しかったですね。、最近では「nest Conference 2023」でも司会を担当できたことがすごく貴重な経験になりました。佐藤:そういったスポットライトを浴びる機会をどんどん提供していくことで、憧れの存在となれる機会を作っていくことは、「スター顧客」を発掘するために大切ですね。Q3:コミュニティマネージャーから見た、「スター顧客」の特徴は?春:みなさんの共通事項として、ウイングアーク1stの製品や、「nest」での活動が大好き!と言ってくださる方ばかり。愛があるんです。自分の勉強したいテーマの情報収集もとても熱心ですし、コミュニティ活動を楽しむのはもちろんのこと、自主的にイベントを企画して情報をインプットする場を設けてくださる方もいます。イベントの場でユーザー同士での交流を楽しんでいる人も多い印象です。結果的にご自身のキャリアアップにも繋げていく、といったように積極的に「nest」を活用されています。佐藤:考え方も行動力もポジティブな人が多いのですね。他に印象的なスター顧客の方のエピソードはありますか?吉原:「nest Membership Portal」にて、なんと自主企画で、ウイングアーク1stの製品について21回も連載記事を執筆している人がいます。春:自ら積極的に筆をとってくださり、今や大人気連載ですね。吉原:1記事あたりの情報量が多く、しかも!毎週投稿されているので、製品愛があってすごい熱量をお持ちだと感じております。Q4:スター顧客となるのはどんな人?春:ポイントは4つあります。まず1つ目は、ウイングアーク1st製品を愛用し、ご自身の業務に活かしていること。2つ目は、他のユーザーさまからの納得度。「nest」では独自の評価基準「DateDrivenMeister」を設けて、対象となるメンバーに称号をお渡ししています。3つ目は、主体的にイベントへ登壇したりと、アクティブな姿勢で情報発信を行っていること。最後4つ目は「nest」のビジョンに共感していただけていることですね。「nest」では、スター顧客になっていただけそうな方を大切に育てたい想いから、戦略的なサポートにも力を入れています。例えば、「nest Success Story」で成功者として取材を受けていただくことをゴールに設定し、日々アウトプットを促しています。他にも、外部登壇の機会を提供して、認知度を高めるお手伝いもしていますよ。佐藤:「この人だ!」と思う人にスポットライトをあてて、どんどん巻き込んでいくのもポイントですね。吉原:逆に、ユーザーの視点でコミュニティに積極的に参加するためのポイントを挙げると、コミュニティから得た知識や経験を、必ず自分の業務に活かすようにするといいと思います。さらに、自分の業務だけでなく会社にとって有益な情報を継続的にアウトプットすることで、「会社に良い還元をしてくれる人」と認知され、次のコミュニティ参加もしやすくなるんです。属しているコミュニティの中で自社の事例を発表すると、会社の認知度も上がりますし、コミュニティと会社の両方にとってwin-winになるよう心がけるのがオススメです。佐藤:会社に許可をもらうのが壁になっているケースも多いと聞くので、まずは自らが社内で、「コミュニティに参加する文化をつくる」ことも大切ですね。Q5:今後の目標やビジョンを聞かせてください春:「nest Sucess Story」のコンテンツ制作の際に、成功された方のお話を伺っていると本当に苦労されているんですよ。そんなに頑張っているのに、なかなか社内で認められないといった歯痒い思いをされてる方を、「nest」のパワーで押し上げたい気持ちが強いですね。「『nest』を活用し、知識や経験、人脈を得ることでスポットライトが当たるようになった!」というスター顧客を増やしていきたいです。吉原:私が「nest」を楽しんでいるように、豊富な経験をしてコミュニティ活動を楽しむ人をどんどん増やしていきたいですね。そして、本当に「nest」が大好きなので、継続して活動していくためにも、次世代リーダーを発掘しつづけたいと思います。〈執筆=綾ひさよ(@ayahisayo_write)/編集=いしかわゆき(@milkprincess17)〉【無償トライアル実施中】コミュニティのデータ活用・分析にKEEN Manager をKEEN Managerは、スター顧客を育成し、スター顧客を起点にバイラルな新規ユーザー獲得と他の既存ユーザーの成功の支援を実現するマーケティングツールです。導入企業は、KEEN Managerを活用することで社内の複数のツールやSNSなどのインターネット上に散在するエンドユーザーの行動および発信データを統合し、熱量の高いユーザーを発見することができます。KEEN Managerの無償トライアルはこちらから▼%3Cscript%20charset%3D%22utf-8%22%20type%3D%22text%2Fjavascript%22%20src%3D%22%2F%2Fjs.hsforms.net%2Fforms%2Fembed%2Fv2.js%22%3E%3C%2Fscript%3E%0A%3Cscript%3E%0A%20%20hbspt.forms.create(%7B%0A%20%20%20%20region%3A%20%22na1%22%2C%0A%20%20%20%20portalId%3A%20%2223387243%22%2C%0A%20%20%20%20formId%3A%20%22bfb39371-cd7c-470a-8d97-d0ab0e7c31ab%22%0A%20%20%7D)%3B%0A%3C%2Fscript%3E