コミュニティで「イベントを企画してみよう」と考えたとき、何から手をつけたらよいのか迷ってしまうのではないでしょうか。参加人数や規模感、日程や場所。内容や集客はどうしたらいいのか……。イベントを企画するにあたっては、実に、大小さまざまな取り決めがあります。せっかく予算や時間を投じるのだから、何としても成功させたいところ。そこで本記事では、コミュニティイベントの企画に慣れていない方に向けて、成功するコミュニティイベントの法則について解説していきます。語り手:KEEN株式会社 Founder&CEO 小倉一葉イベント企画のはじめの一歩はじめてコミュニティマネージャーになった方がイベントを企画する場合、「こういうふうにしていこう」と、ある程度仮説を立てているものの、それがフィットしているかどうかは、まだわからない状況かと思います。また、お客様のニーズに合っているかなど、コミュニティの運営自体もまだ検証段階にあることでしょう。そのような走り出しの状態であっても、運営リーダーになってくれている方がいるのであれば、その方と一緒に、イベント企画を「とりあえずやってみる」ことをおすすめします。懸念点もあるかと思いますが、実際にイベントを開催してみることで、集客の状況や盛り上がり、参加者の関心度などがリアルに見えるので、立てた仮説を軌道修正できるメリットがあります。このようにイベント開催を通して仮説検証サイクルを回し、理想と現場のギャップを埋めていくことで、コミュニティ運営のブラッシュアップにもつながります。特に、コミュニティを立ち上げの初期段階において必要な取り組みでもあるので、「イベントを企画してみたい」と考えたなら、まずは小さくはじめてみる気持ちで、一歩踏み出してみましょう。イベントの目的を明確にするイベントの開催が決まったら、まずはテーマを決めましょう。何のために集まるのか、イベントの目的を明確にしておくことが大切です。次に、決定したテーマや目的に沿って、具体的な企画に落とし込み、内容を詰めていきます。とはいえ、コミュニティが立ち上がって間もない段階において、登壇者を集めるだけでも、かなり大変かと思います。そのようなときは、社内の開発やサポートの方の協力を得てスポンサーセッションのかたちを取るなど、なるべく周囲の人を巻き込んでいくのが得策です。ほかにも、勉強会などでつながった同士の方と意見を出し合いながら壁打ちしてみたり、コミュニティ運営のスペシャリストに頼るのも一つの手立てでしょう。社外にも目を向けながらコミュニケートしていくことで、アイデアが具体的になってきたり、紹介が生まれてキャスティングが実現したりもします。ただ、多くの人の意見を聞きすぎると、折衷案を取るのが非常に難しくなるので、注意が必要です。なかには、「絶対にこれをやった方がいい」という強い声もあるかもしれませんが、自社のコミュニティにとってベストであるとは限りません。そこはしっかりと本来の目的に立ち返り、コミュニティの責任者として見極めていく姿勢が必要です。イベント企画においても、「どうすればコミュ二ティの目指すゴールやビジョンに近づけるか」という主軸を持って判断することが大切になります。外に向けたプロモーション展開より社内が先決コミュニティを始めようとする企業様の多くは、すでに多くのお客様を抱えていらっしゃると思います。しかし、SNSをはじめとするプラットフォームにまだユーザーとのつながりや信頼関係ができていない場合、SNSで広告を打っても、期待するプロモーション効果は見込めないでしょう。それを踏まえると、まずは社内の既存プロセスの中にプロモーションを組み入れることが大切です。例えば、自社開催のセミナーで、開始前にコミュニティを宣伝させてもらったり、終了後に入会方法について案内をしたり。あるいは、営業の方に協力をあおぎ、「契約手続きが終わったあと、お相手にコミュニティを紹介してください」と伝えることもできるでしょう。このように、工夫しだいで社内プロモーション活動を広げていくことが可能です。そうして、既存のお客様がコミュニティに入ってきてくれたら、次はコミュニティのなかで、リーダー的な存在を発掘し、スター顧客(コミュニティや事業を共に成長させるようなお客様)として育てていくことに注力します。スター顧客は、口コミを拡散してくれたり、新しいメンバーを呼んでくれるなど、外部への巻き込みに貢献してくれる協力者になります。また、「あの人のようになりたい」と他のメンバーが憧れる存在でもあります。このようなロールモデルとなるスター顧客の育成は、プロモーションの観点でも欠かすことができません。スター候補の方が積極的に発信活動ができるよう、必要なフォローアップを継続していきましょう。これら一つひとつの活動は、地味に感じられるかもしれませんが、長い目でみると、最も強い求心力を持つプロモーション活動となるのです。9割の事前準備とイベント運営で忘れがちな2つの勘所イベントは、事前準備がすべてと言っていいでしょう。成功のよしあしは、準備が9割を決めます。事前にすり合わせをしっかりと行ったうえで、オペレーションを共有し、遂行していきましょう。イベント当日を迎えたら、決められたタイムスケジュールに沿って進行を執りしきり、滞りなく終わらせることがコミュニティマネージャーのミッションになります。このとき、必要な機材がそろっているか、リハーサルは時間どおりに進んでいるかなど、気になることがいくつも出てくると思います。しかし、何よりも、「イベントに来てくれた参加者の視点」を持つことを忘れてはいけません。有意義な情報交換や学びの場になっていることはもちろん、参加者同士でつながりを持ってもらうことも、満足度に大きく影響します。人とのつながりを感じると、「自分の居場所」である認識が芽生えてきて、コミュニティが安心できる場所になっていきます。加えて、「コミュニティマネージャー自身が楽しんでいる」ことも大切です。体力的にも心理的にも余裕がないと、つい忘れがちなこの観点。「こんなコミュニティでありたい」と前向きに楽しむコミュニティマネージャーの姿勢は、自然と言動に現れ、運営メンバーや参加者にも伝わります。コミュニティへの想いを大事にしながら動くとよいでしょう。まとめはじめてコミュニティマネージャーになった方やイベント企画が慣れていない方に向けて、イベント成功の法則を解説しました。慣れないうちのイベント企画は、ハードルが高く感じられるかもしれませんが、「まずはやってみる」マインドで試行錯誤を繰り返すことで、徐々にコツをつかむことができるでしょう。【無償トライアル実施中】コミュニティのデータ活用・分析にKEEN Manager をKEEN Managerは、スター顧客を育成し、スター顧客を起点にバイラルな新規ユーザー獲得と他の既存ユーザーの成功の支援を実現するマーケティングツールです。導入企業は、KEEN Managerを活用することで社内の複数のツールやSNSなどのインターネット上に散在するエンドユーザーの行動および発信データを統合し、熱量の高いユーザーを発見することができます。KEEN Managerの無償トライアルはこちらから▼%3Cscript%20charset%3D%22utf-8%22%20type%3D%22text%2Fjavascript%22%20src%3D%22%2F%2Fjs.hsforms.net%2Fforms%2Fembed%2Fv2.js%22%3E%3C%2Fscript%3E%0A%3Cscript%3E%0A%20%20hbspt.forms.create(%7B%0A%20%20%20%20region%3A%20%22na1%22%2C%0A%20%20%20%20portalId%3A%20%2223387243%22%2C%0A%20%20%20%20formId%3A%20%22bfb39371-cd7c-470a-8d97-d0ab0e7c31ab%22%0A%20%20%7D)%3B%0A%3C%2Fscript%3E