「デジタル変革(DX)など、様々な変革の必要性に迫れるJTCはどのようにコミュニティを活用すべきだろうか」JTCと呼ばれる伝統的な日本企業(Japanese Traditional Company)が古くから成長し繫栄ししてきた大阪の地で、CMC_Meetup 大阪vol.6 JTCとDXとコミュニティが2024年1月24日に実施されました。今回のイベントでは、「武闘派CIOによるパネルディスカッション」および「ライトニングトークfromJTCs」が行われ、JTCにおけるDX推進の為のコミュニティの実践的な活用方法を探りました。ここでは、「武闘派CIOによるパネルディスカッション」および「ライトニングトークfromJTCs」の様子を前編・中編・後編に分けてお伝えします。今回の後編では引き続き「ライトニングトークfromJTCs」の様子をお伝えできればと思います。※本記事は当日の登壇内容をもとに加筆修正しています。前編・中編も併せてご覧ください。前編はこちらから中編はこちらから前編では、武闘派CIOによるパネルディスカッションの様子をご紹介しております。中編では、ライトニングトークfromJTCsの最初の3名の登壇の様子を記しています。ライトニングトーク(LT)from JCTs ※続き※以下敬称略今回のLTでは、JTCにおける社内でDXに取り組む事例や、コミュニティ活用の実践事例をご共有していただきました。LT④:「会社を変わるとDXに関する見え方や貢献できることが増えてきた事実」ヤンマー建機株式会社 田中 重信さん田中:私の転機は、2018年の社外登壇です。NSWさんの「IoT Day」、そしてセールスフォースさんの「BI分科会 福岡」に登壇しました。この登壇の経験を契機に、私はコミュニティの魅力に気づきました。そして、ヤンマー建機に転職し、社内でコミュニティに取り組んでいます。「データ活用をやりたい、しかし、皆データ収集はエクセルしか使っていない。」そんな状況を変えるべく、コミュニティを活用し、社内の変革に取り組んでいます。この取り組みはWingArcさんのコミュニティ「nest」でも事例として取り上げていただきました。※ヤンマー建機さんの取組の一部KEENはKEENの記事でも紹介しております。詳細はこちらから。現在、ヤンマーホールディングスのCDOに就任された奥山さんは「材料はもともとあった。料理人がいなかった。」と語っていました。もともと、DX化を進める材料となる「草の根的なDX活動」は社内にあったんです。そういった草の根的な取り組みを掘り起こし、集め、部門をまたいだ共有を促進する。コミュニティを使って、社内DXを進める料理人として日々頑張っている、というのが今の私です。UiPath Friendsとのコラボや、KEEN Managerの活用によるコミュニティの分析など色々と取り組んでいます。社内変革を進めるうえで私が感じたのは、「課題認識のある部門」と「(それに取り組む人が持つ)過去の職歴や経験」が必ずしも直結している必要はないということです。振り返ると、「課題認識のある部門」と「(それに取り組む人が持つ)過去の職歴や経験」、それと「コミュニティ」、この3つが融合することでいろんなことが上手く回ってきていたんです。LT⑤:「100年企業のコミュニティ改革(仮)」日本電気株式会社 居月 美佳さん居月:今日はNECが取り組む社外向けのビジネスコミュニティについてご紹介させてください。私は入社以来20年ほどアカウント営業に携わっていました。今後のキャリアについて考えていた時に、社内で新しく「ビジネスコミュニティ」を立ち上げるという公募を目にし、飛び込みました。そこから、1年半程このコミュニティの立上げに携わっています。私が本日思い切って立候補して話させてもらおうと思った理由は2つです。1つ目が、NECが立ち上げたビジネスコミュニティ「NEC Future Creation Community」の存在を知っていただきたいということ。2つ目が、自身もコミュニティに携わって日が浅いので、この場でコミュニティに関する学びの輪を広げられたらなということ。この2つを念頭にLTを聞いていただき、懇親会等で交流できますと幸いです。NEC Future Creation Communityには、社会のDX、企業・産業のDX、そして、DXを支えるテクノロジーに関係する複数のテーマコミュニティがあります。2023年の4月に本格始動し、企業や団体に所属する社会人の方々を対象に個人単位で入っていただけるコミュニティになっております。コミュ二ティ活動として、テーマコミュニティ毎に活動の詳細は少しづつ異なるものの、大きく見ると共通した活動を行っています。同じ目的・課題観を持ったメンバーの方々が集まり、事例やノウハウを通して、「新たな知を獲得する学習活動」そして「新たな何かを創造する共創活動」です。我々は複数テーマコミュニティの運営によりNEC独自のコミュニティマーケティングの価値を模索中です。現在、「NEC Future Creation Community」で実現できるコミュニティマーケティングの価値は、以下の5つと考えています。①次世代キーマンの発掘・関係性構築「面」で捉えたアプローチが可能に②顧客インサイト獲得通常の活動では得難い顧客の声を獲得③オープンな事業開発他社共創による事業開発実現④自立的な情報拡散関係性向上による協力関係構築⑤参加者データ収集と連携データドリブンな促進活動こういった価値を基盤にし、コミュニティが、カスタマーサクセスとイノベーションの両方に寄与する自社成長の中心的な存在になっていければと思います。LT⑥:「昭和98年型製造業だって風土は変えることが出来る!(副作用アリ)」某大手製造業 HさんH:今日は、JTCの中で「どうやって組織を変えてきたか」というお話が出来ればと思います。歴史あるJTCの製造業って古臭い印象があるかとは思うのですが、そんな会社でも風土は変えられます。私は変えてきました。現在、多くの昭和型企業が会社の課題をコンサルさんに任せて「外の力」で変えようとしている。しかし、実際に外の力で、会社内の人の心は変わるはずはない。だから私は「内側から」コミュニティを使って変えてきました。そのコミュニティを使った組織変革の取り組みについてご紹介できればと思います。始社内のコミュニティを立ち上げるに為に、私は「最初に踊る」ということをしました。TEDの「社会運動はどうやって起こすか」でも有名かと思うのですが、それを実行してみました。具体的には、夜中に勝手にオフィスの島を改造してフリーアドレスを創ってしまう、とかしていました。(笑)それを見て、「面白そうだな」というフォロワーが現れてきます。仲間の候補が現れてくるんですね。そこで私は「本当に事業を考える10人」に厳選し、社内コミュニティを創りました。彼らがTeams上で、事業について考えていることを話し合う場が出来たんです。すると、社内の行動に変化が生じていきました。普段使うツールをオンプレからクラウドに変える。データ活用を進んでいく。コミュニティによって社内の変革は推進されたのです。結果も出ていて、営業利益率が現在、結構伸びています。一方で、「変革は痛みを伴うことが往々にしてある」という点を最後にご共有させてください。「2:6:2の法則」に有名ですが、一般的に組織は、意欲的に働く上位20%、普通に働く中位60%、怠け者の20%に分かれる傾向が髙いといわれています。ITの活用というアジェンダになると、この怠け者20%は社内の高年齢層に偏っていることが多いです。すると、彼らが社内変革の阻害要因となってしまうことがあるんですね。コミュニティの活動を目の敵のように思ってしまう。そこで私がしたのは、私が社内で目立ってその矛先になるということです。コミュニティがあれば、社内改革の伝播は任せることが出来る。安心して社内の阻害要因の矛先を自分が被ることが出来るんです。まさしく「俺の屍を超えていけ」ってやつですね。(笑)【無償トライアル実施中】コミュニティのデータ活用・分析にKEEN Manager をKEEN Managerは、スター顧客を育成し、スター顧客を起点にバイラルな新規ユーザー獲得と他の既存ユーザーの成功の支援を実現するマーケティングツールです。導入企業は、KEEN Managerを活用することで社内の複数のツールやSNSなどのインターネット上に散在するエンドユーザーの行動および発信データを統合し、熱量の高いユーザーを発見することができます。KEEN Managerの無償トライアルはこちらから▼%3Cscript%20charset%3D%22utf-8%22%20type%3D%22text%2Fjavascript%22%20src%3D%22%2F%2Fjs.hsforms.net%2Fforms%2Fembed%2Fv2.js%22%3E%3C%2Fscript%3E%0A%3Cscript%3E%0A%20%20hbspt.forms.create(%7B%0A%20%20%20%20region%3A%20%22na1%22%2C%0A%20%20%20%20portalId%3A%20%2223387243%22%2C%0A%20%20%20%20formId%3A%20%22bfb39371-cd7c-470a-8d97-d0ab0e7c31ab%22%0A%20%20%7D)%3B%0A%3C%2Fscript%3E