ヤンマーグループの一員であるヤンマー建機は、小型建設機械(油圧ショベル・ローダーなど)ならびに汎用製品(発電機・ 投光機など)の開発・生産・サービス・販売を行っています。同社では、2023年春からDX推進に向けた社内コミュニティを立上げ、そこでKEEN ManagerとKEENのコミュニティサポートサービスをご活用いただいております。今回は、ヤンマー建機株式会社 戦略部 DX推進グループ 兼 品質保証部 品質企画グループ 課長 田中重信さんに、コミュニティ立上げの背景やKEEN Manager導入後の効果などについて伺いました。 KEEN Managerご活用概況2023年3月導入決定。田中さんをはじめとしたDX推進グループ4名でご利用活用シーン・デジタル活用に精力的に取り組む人材の発掘・コミュニティの活性化施策の検討導入効果・これまで把握できていなかった、デジタル人材の発掘が可能に・社内コミュニティの活性化に向けたターゲティングと施策検討が可能に 社内コミュニティを立ち上げた経緯 ――はじめに、社内コミュニティ活用・活性化の必要性を感じられた経緯をお聞かせください。 弊社で、データ活用や業務効率化、また生産現場の効率UPを目指し 2022年1月にDX推進グループが設立されました。しかし、デジタル活用は、自発的に活動する社員が多くはないということが気がかりでした。DXは現場主導でやりたい思いが強くありました。DX推進グループが2年目に入るとDX推進グループメンバー4名で進めることに限界を感じ、そこから「現場を活性化して、現場から声が上がるようにするには、コミュニティのようなものをつくればいいのでは?」という発想が生まれてきました。KEENから影響を受けたコミュニティ構想――田中さんの中で、なぜDX推進と社内コミュニティ・現場の活性化が結びついたのでしょうか? 私は個人的に、数年前からウイングアーク1st社のコミュニティ「nest」に参加していて、KEENの小倉さんが裏方でサポートされている姿を見ていました。コミュニティ運営にプロの裏方がいることに驚いたのと同時に、「コミュニティは単なる仲良しクラブではなくて、ビジネス上の施策なんだ」という感覚が得られ、そこからコミュニティという構想に至りました。 DX推進における社内コミュニティ認知の課題――DX推進の中で、次のフェーズに行くための課題とは何だったのでしょうか? Excelのように“誰でも使ってもらえるデジタルツールにする”ことと、中間管理職の社内コミュニティに対する理解度向上の2つです。モチベーションが高い人・上司の指示で来ている人だけが集まる勉強会ではなく、幹部に全社に向けて情報を発信してもらい、会社の方針としてコミュニティが運営されていることを示したかったのです。ヤンマーグループの社風はどちらかというと堅いので、社内コミュニティと聞くと「遊び」のようなイメージを持つ人も少なくなかったのですが、そこはあえてその軽いノリのままスピーディーに推進したいと考えました。 ――あえてノリというか、スピード感を出していると知ってもらうことが大事だと。はい。従業員は数百名いるので、全体を動かす、特に工場のDXを進めるには大勢に手伝ってもらう必要があります。さらなる底上げをするには現状ではやれることが限られているし、DXのスピードが上がらない。スピードが上がらないと、事業計画を達成できない。つまり事業目標達成のためにコミュニティが必要だというところに行き着いたのです。社内コミュニティ活性化におけるKEENの”信頼感”――KEEN以外にも比較検討はされましたか?していません。私が知る限り、この手の事業をされている会社はあまりないなという印象でしたし、KEEN Managerの存在を知っていたことや、KEEN社の「人」を知っていて信頼がありました。KEEN社は特に、我々のような昔ながらの製造業にはない発想やノウハウをお持ちです。ベンチャーなので非常に機動力があるだろうなという期待もありました。また、KEEN Managerというロジカルなツールがあるため、感覚に頼りがちなコミュニティ運営とは違うと思っています。 KEEN Managerの魅力 ――KEEN Managerを触ってみての第一印象はどうでしたか? 「わかりやすい」が第一印象です。特にダッシュボードは素晴らしいですね。例えば、「一見沈んでいるように見える人が、実はこんなに頑張っている」というのが見えます。これはすごく魅力でした。こういうデータがあると上長や本人も含めて伝えるときに使いやすいと感じます。――コミュニティ運営のご支援の部分はいかがでしょうか? 非常に助かっています。グループメンバーにはコミュニティの中で、「1日1回Teams内のチャネルに投稿する」ように言っているのですが、なかなか進まない。年齢的に若くても、真面目で堅い人が多いので、なかなか弾けた投稿ができないのです。だから、先日もKEENの方に講習会で「柔らかい文章を書くには」「絵文字はこうやって使ったらいいよ」などを教えていただきました。KEENの方々はパートナーとしてコミュニティ内にいてくださるので、こういうお願いもしやすいです。他にも、Teamsでのチャネルの作り方、雑談チャットを投げるタイミングなど、当たり前だけど意外に難しいこともいろいろと教えてもらい、今は自己紹介スレッドも盛り上がってきています。社内コミュニティ活性化のキーポイントは「中間管理職の理解」――先ほど「中間管理職の理解が課題」とおっしゃっていましたが、そのあたりの影響はいかがですか? 先日、DX情報共有会を本社のショールームでお祭り的に行い、コミュニティの様子も全社に向けて発信しました。今年弊社が掲げている「DX活動から誰一人取り残さない」というスローガンを体現する1つの施策がこのコミュニティであることを、ヤンマーホールディングスのCDO(最高デジタル責任者)にも来てもらって伝えました。会議室ではないオープンな場所で行うことによって、全社的な変化を感じ、「追いつかなくては」という気持ちになった中間管理職も増えたようです。その後、管理職ではありませんが、日曜日なのに部の課題をオープンなチャットで相談してくれた弊社社員もいて、適切に各部門にアプローチできました。これは非常にいい流れだなと思っています。 ――DX推進グループとしても選択肢が明確になるのですね。 闇雲に部長に「DXをやってください」というのではなく、「部門からこんな声が出てきています。大変ですよね。こういう課題があるのであれば、DX推進グループからこんなお手伝いができますよ」と配慮した形で伝えられるようになるのでいいですね。KEENのサポートだからこそ聞き入れられるコミュニティでの発言がたくさん出てくると、DXに関わったことがない人も「もしかしたらやれるかも」と感じ始めてくれてコミュニティが活性化するかもしれない。そのために、プロの方にお手伝いいただくことは非常に重要です。このコミュニティサポートをヤンマー建機の社員が行うのでは効果は半減すると思います。 ――それはなぜでしょうか? やはり中からの声は響きにくく、先ほどの絵文字の使い方のように、外部の専門的なノウハウを持つ方々が言うからこそ聞き入れられる部分はあると考えています。加えてKEEN社の場合は、コミュニティの中に入ってきて声をかけてくれる」ので、社内コミュニティ活性化にはそういった積極的なサポートがあることが大事だと考えます。 ――他にコミュニティ運営で心がけていることがありますか? 業務成果を説明するとき、なるべく数字を明示するようにしています。例えば、「それぞれのDXツールで、年間何時間分の節約ができたか」といった形です。コミュニティの成果も同様に、数字として見えるのと見えないのとでは、全然反応が違います。今後もどんどんツールを使った業務改革をしていきたいと思っていますが、それには現場の理解と協力を得る必要があるので、少しでも多くの人がコミュニティに興味を持ってもらえるような仕掛けを常に考えています。 ――最後に、KEENへのご要望や今後への期待があればお聞かせください。 ゆくゆくはマルチ言語になるといいなと思います。今弊社の海外工場の4ヶ所で、そこの日本人責任者から「現地人も入れさせてほしい」というリクエストがありました。今後外国人が増える可能性は十分にあるので、英語メニューの追加も含め、今後も引き続きサポートをお願いしたいと思っています。【無償トライアル実施中】コミュニティのデータ活用・分析にKEEN Manager をKEEN Managerは、スター顧客を育成し、スター顧客を起点にバイラルな新規ユーザー獲得と他の既存ユーザーの成功の支援を実現するマーケティングツールです。導入企業は、KEEN Managerを活用することで社内の複数のツールやSNSなどのインターネット上に散在するエンドユーザーの行動および発信データを統合し、熱量の高いユーザーを発見することができます。KEEN Managerの無償トライアルはこちらから▼%3Cscript%20charset%3D%22utf-8%22%20type%3D%22text%2Fjavascript%22%20src%3D%22%2F%2Fjs.hsforms.net%2Fforms%2Fembed%2Fv2.js%22%3E%3C%2Fscript%3E%0A%3Cscript%3E%0A%20%20hbspt.forms.create(%7B%0A%20%20%20%20region%3A%20%22na1%22%2C%0A%20%20%20%20portalId%3A%20%2223387243%22%2C%0A%20%20%20%20formId%3A%20%22bfb39371-cd7c-470a-8d97-d0ab0e7c31ab%22%0A%20%20%7D)%3B%0A%3C%2Fscript%3E