2024年1月にエンジニアとしてKEENに入社した成田愛奈さん。AIエンジニア、サーバーサイドエンジニアと、さまざまな分野で活躍しながら着実にキャリアを重ねてきた成田さんが、KEENではプロダクトの初期段階からの開発に挑みます。今回はそんな成田さんに、これまで歩んできたキャリアのことや、新しいことにチャレンジすることへの強い想いをお話しいただきました。<プロフィール>成田愛奈東京都板橋区出身。埼玉大学大学院理工学研究科生命科学専攻を卒業。一般財団法人材料科学技術振興財団に入社し、分析結果を解析するチームでAIエンジニアとして勤務。その後、Webエンジニアを志し株式会社エニグモにサーバーサイドエンジニアとして入社。通販サイトBUYMAの開発を行う。2024年1月にKEEN株式会社に入社。幅広い分野で通用するエンジニアを目指して選んだファーストキャリア―― まず、成田さんのご経歴を教えてください。大学で生物のDNAの研究を行いながら、ゲノム解析の中でLinuxやR,Pythonでのデータ解析に触れていました。卒業後は分析会社に入社し、分析や解析にAIを活用する部署でAIエンジニアとして働きました。もともと研究が好きで、新卒で分析会社に入ったのも科学に携わっていたかったからです。ただ、会社のコア事業である分析業務はかなりニッチな仕事。私は分析のプロフェッショナルを目指すよりも、幅広い分野で通用するエンジニアリングスキルを身に付けたかったので、AI開発の部署を選びました。―― AIエンジニアとは、具体的にどのような仕事をするのでしょうか。AIエンジニアはその名のとおり「AI(人工知能)」を活用して、さまざまな分野で研究開発を行う仕事です。私の部署では、分析機器から出力されたデータを使ったAI開発を行っていました。たとえば、出力された画像データの異常検知をアルゴリズムを使ってシステム化したり、依頼者にマッチする分析手法をレコメンドしたり、幅広く取り組んでいました。一方で、AIエンジニアとしてやりがいは感じていたものの、分析にとどまらず多くの人に使われるプロダクト作りに関わりたいと考えて、Web業界に転職することに。2社目ではECサイトのサーバーサイドエンジニアとして働き、主にRuby on Railsを扱っていました。プロダクト初期から開発に関わる。エンジニアとして貴重な経験が積める場所―― そこからKEENに興味を持ったのはなぜでしょうか?きっかけは、KEEN代表の小倉一葉さんです。一葉さんとは趣味のコミュニティを通して出会い、10年ほど前から知り合いでした。エネルギッシュでまわりの人を巻き込む力がある一葉さんの人柄に惹かれていたこともあり、一葉さんのSNSを通してKEENのことも陰ながら応援していました。一緒にいる人をつねにエンパワーメントしている一葉さんが提供するコミュニティツールなら、きっと多くのコミュニティの発展をサポートできるはず。気付けば、いつか一緒にプロダクト作りをしてみたいと考えるようになりました。また、私自身がこれまでさまざまなコミュニティに属してきたなかで、コミュニティそのものにも関心があったことも理由のひとつです。家族や会社などの「ロケーション」ではなく、共通の「関心ごと」を軸に集える場所にはエネルギーがあります。「いいコミュニティ=誰かの居場所であること」だと考えており、私自身コミュニティに強いつながりを感じていたんです。―― 代表との出会いやコミュニティをきっかけにKEENに興味を持ったのですね。その後、入社を決意した理由は何でしたか?KEENでなら、エンジニアとして価値のある経験を積めると感じたからです。KEENが提供するコミュニティツール『KEEN Manager(キーンマネージャー)』は、ベータ版をリリースしたばかりのまだまだ新しいプロダクトです。プロダクトの初期段階から開発に関われるのはエンジニアとして貴重な経験だと捉えており、若いうちに経験しておきたいことでした。また、KEEN Managerは「コミュニティのなかで活躍している人(スター顧客)を発掘して育成する」、これまでのコミュニティ運営にはあまりなかった新しい切り口のサービスです。社会に新たな課題を提起するKEENで働くことで、先行者利益を得られるのではないかと期待しています。―― とはいえ、選考当時の既存エンジニアチームメンバーは1人という状況。チーム体制もまだ整っておらず、エンジニアとしては非常に不安定な状況でしたが、入社への迷いはありませんでしたか?私は安定志向が強いので、怖くなかったと言ったら嘘になります。ただ、そこは未来の自分ががんばって何とかしてくれるだろうと(笑)。私にとっての安定とは何か、改めて考えてみると「どんな場所でもチャレンジできる自分でいること」だったんです。新しい環境や逆境に飛び込む不安よりも、チャレンジできないことのほうが嫌でした。活躍できる強い自信があったわけではありませんが、「自信を持てる自分でありたい」と自分を奮い立たせて、KEENのエンジニアチームに飛び込みました。既存の枠組みにとらわれず「本当に喜ばれる」プロダクト作りに貢献したい―― 今後の目標やKEENで取り組みたいことはありますか?まずは、これからプロダクトを本格的にリリースしていく段階なので、新しい機能を設計から考えて実装できることを楽しみにしています。すでにあるものではなく、0から作っていく経験をできるだけ多く積みたいと考えています。また、既存のエンジニアの業務範囲にとらわれすぎず、ツールの先にいるユーザーのことをつねに考えながら開発に取り組んでいきたいですね。そのために、営業やCS部門のメンバーと密に連携したり、ユーザーインタビューを実施したりと、コミュニケーションの部分も大切にします。最終的な目標は、使ったお客さまに本当に喜んでもらえるプロダクト作りに貢献することです。これから待っているKEEN Managerの本リリースに向けて、精一杯がんばります!採用情報はこちらから