「デジタル変革(DX)など、様々な変革の必要性に迫れるJTCはどのようにコミュニティを活用すべきだろうか」JTCと呼ばれる伝統的な日本企業(Japanese Traditional Company)が古くから成長し繫栄ししてきた大阪の地で、CMC_Meetup 大阪vol.6 JTCとDXとコミュニティが2024年1月24日に実施されました。今回のイベントでは、「武闘派CIOによるパネルディスカッション」および「ライトニングトークfromJTCs」が行われ、JTCにおけるDX推進の為のコミュニティの実践的な活用方法を探りました。ここでは、「武闘派CIOによるパネルディスカッション」および「ライトニングトークfromJTCs」の様子を前編・中編・後編に分けてお伝えします。※本記事は当日の登壇内容をもとに加筆修正しています。CMC_Meetupとは?※画像:CMC_Meetup 大阪vol.6「JTCとDXとコミュニティ」オープニングスライドより引用。武闘派CIOによるパネルディスカッションスピーカー喜多羅株式会社 Chief Evangelist 喜多羅 滋夫さんフジテック株式会社 専務執行役員 友岡 賢二さん聞き手株式会社BizOptimars 代表取締役 中村 亮太さん(CMC_Meetup 大阪運営チーム)※以下、敬称略今回のパネルディスカッションに登壇したのは「武闘派CIO」の喜多羅滋夫さんと友岡賢二さん。お二人の長年のキャリアの中で得た「コミュニティ」に対する想いについてお伺いしました。中村:まずは、お二人のコミュニティを知ったきっかけや実際にコミュニティを活用してどう思ったかについてお聞かせください。友岡:私がコミュニティに入ったきっかけは、自身の「日本でCIOという役職を確立する」というミッションを実現するためです。このような大きいミッションの実現の為には自分の力だけではどうにもならない。同じ方向に向かって頑張っている仲間と連帯しないと。つまり、自身のミッションに向かう連帯をスケールさせる手段として「コミュニティ」を活用していますね。喜多羅:私がかつて在籍していたP&Gやフィリップモリスなどのグローバルカンパニー(GTCともいうべきでしょうか笑)では、社内にダイバーシティが存在し、外に行かなくても社内で新たな学びは完結出来ました。一方で、日清食品に移り、社内で新たな取り組みを試みようとすると、そのノウハウを教えてくれる人は社内には誰もいなかったんです。そんな折に、先輩から製造業のIT部門長が集まるコミュニティを紹介していただいたのがきっかけです。コミュニティでは、規模やカルチャー、インフラも異なる様々な会社が「同じようなアジェンダ」について熱い議論をしていました。例えば「会社の基幹システムをどう変えていくか」「細心のイノベーションの価値をどうやって社長にわかってもらうか」など。このような同じアジェンダについて、各々が様々なアプローチを共有し、議論している空間が面白かった、というのが入り口ですね。コミュニティを活用するなかで思ったことは、やはり「外の世界に行くほど気づきは大きい」ということ。自分のいる座標から遠い点にアプローチするほど、その距離の分だけ新たな世界を知れる。新しい世界を知る手段としてコミュニティが持つ価値はとても大きいと思います。中村:ありがとうございます。では続いてお二人がコミュニティに属して変わったことについて教えてください。友岡:コミュニティでは、個人が会社のバッジを外して集い、個人として発言します。その個人に共感が集い、共鳴が生まれ、一つのムーブメントになっていく。リナックス開発などに代表されるオープンソースのムーブメントが、コミュニティの中では起こっている。自身もコミュニティに所属し、一個人として感銘を受け、一緒に踊ろう、とムーブメントに参加し続けていることは変わったことの一つですかね。喜多羅:友岡さんから会社のバッジという話が出ましたが、私はコミュニティで出会った面白い人を起点にその企業に興味を持つという「人から企業」という新たな視点で物事を見るようになりました。コミュニティに所属して、個人の持つ人間力がどのように波及し、ムーブメントを起こしていくか、について考えることは増えましたね。中村:ありがとうございます。そんなお二人が、コミュニティを活用することで得られたものは何でしょうか。友岡:兎にも角にも仲間が得られますね。同じ志を持つ連帯できる仲間です。同じようなアジェンダを持つ人たちのコミュニティの中で、自身の取組を発信し、その価値を認めてくれてる人がいて、互いにフィードバックを与えあえる関係性、このような関係性を築くことが出来る仲間を手に入れることは多幸感を感じますね。喜多羅:私はもう少しプラクティカルな話にはなりますが、例えば、とあるシステムやserviceについて、営業トークではわからないリアルの肌間に基づく情報がコミュニティ内では結構オープンに飛び交っています。ツールの仕様だけではなく、「社内どうやって巻き込むか」とか、「その時にみんなどうやって話しました」だとか。プラクティカルな情報についてのギブアンドテイクでお互いを利する関係がコミュニティでは得られましたね。コミュニティを通して、コモンゴールとコモンアジェンダが生み出す連帯感とコラボレーション機会を手に入れることが出来ます。中村:ありがとうございます。最後に、これからコミュニティを活用したい人に向けて、ということでお二人から一言ずつ頂けたらと思います。友岡:「コミュニティにいるとき」と「本業の仕事に取り組んでいるとき」それぞれの場面において、主語とモードを切り替えて話すことが重要だ、ということをお伝えさせてください。コミュニティ内では、自分を主語にして話さないといけない。コミュニティ内で主語が「情報システム部門では・・」とかにしちゃう人って良くない。(それでは個人への共感を起点としたムーブメントは生まれない。)一方、本業の仕事に取り組んでいるときは、主語は事業でないと。会社で「自分が」を出しちゃうのは基本的にはだめで、事業やお客様に如何に貢献出来るか、についてを第一に考えるべきです。このスイッチを切り替えれるようにしないと。コミュニティにおけるふるまいが絶対的なものだと勘違いして、会社でも同じようなふるまいをしちゃったら、それってもう誤作動なんで(笑)喜多羅:本日参加のJTCの皆様は、「コミュニティ初心者だから・・・」と、ドキドキしていると思います。是非、皆様にお願いしたいのは、最初はGive&Givenの発想でコミュニティに参加してほしいということです。与えれば与えるほど、自身に還ってくるものは自然と大きくなってきます。それは共感してくれる人が見つかったり、一緒に何か取り組める人が現れたり、とかね。私は、コミュニティに参加して、コミュニティの中で成果を出すためにはやはりGive&Givenなんじゃないかなと思ってます。そうする中で、コミュニティがあなたにとってどういう価値を持つか、が見つかるとすごく良いんじゃないかなと思います。「ライトニングトークfromJTCs」の様子を記した中編・後編もご覧ください。【無償トライアル実施中】コミュニティのデータ活用・分析にKEEN Manager をKEEN Managerは、スター顧客を育成し、スター顧客を起点にバイラルな新規ユーザー獲得と他の既存ユーザーの成功の支援を実現するマーケティングツールです。導入企業は、KEEN Managerを活用することで社内の複数のツールやSNSなどのインターネット上に散在するエンドユーザーの行動および発信データを統合し、熱量の高いユーザーを発見することができます。KEEN Managerの無償トライアルはこちらから▼%3Cscript%20charset%3D%22utf-8%22%20type%3D%22text%2Fjavascript%22%20src%3D%22%2F%2Fjs.hsforms.net%2Fforms%2Fembed%2Fv2.js%22%3E%3C%2Fscript%3E%0A%3Cscript%3E%0A%20%20hbspt.forms.create(%7B%0A%20%20%20%20region%3A%20%22na1%22%2C%0A%20%20%20%20portalId%3A%20%2223387243%22%2C%0A%20%20%20%20formId%3A%20%22bfb39371-cd7c-470a-8d97-d0ab0e7c31ab%22%0A%20%20%7D)%3B%0A%3C%2Fscript%3E