こちらの記事は、2023年4月27日に開催された「コミュニティ運営技や課題の共有!コミュニティ運営勉強会!#11」のイベントのレポート記事です。当日のアーカイブはこちらからご覧いただけます。コミュニティの立ち上げ、ちょっと立ち止まって考えたいこと※本記事は当日の登壇内容をもとに一部加筆修正しています。登壇者KEEN株式会社 customer team lead 佐藤自己紹介KEEN株式会社の佐藤志保と申します。KEEN株式会社ではカスタマーチームで主に弊社のプロダクトだったり、その他コミュニティ運営の案件のご紹介や、実際の運営・運用を担当させていただいております。多くの方が最初にぶつかる課題まず皆さんにひとつお伺いしたいのですが、コミュニティをやるぞ!となった時に皆さんは何から取り掛かりますか?多くの方が最初にイメージするのは「とりあえず何人か集めてイベントやってみようかな」ですとか、「Twitter・SNSのアカウントをちょっと作って運用してみようかな」「Slackだったりだとかポータルサイトだったりだとかを立ち上げてそこに人を集めてみようかな」というようなところだと思います。一旦スモールスタートしてみるということは、コミュニティ立ち上げの常套手段であり、その戦術や何をやるかを具体的なところからコツコツ考えて実際に手をつけるっていう方も多いんじゃないかなと思います。しかしこのような形で戦術的なところから入った場合、以下のようないろんな悩みを抱えることになっていきます。戦術に飛びつく前にまずは優先順位をつけるべし戦術から入ってしまっているスタートをしていくと、皆さんどうしてもこういった課題にぶつかりがちなのかなと思っております。なので今もお話を一つ一つあげたように、コミュニティ運営ってやることがたくさんあってめちゃくちゃ忙しいですし、多くの会社さんで、そんなにリソースを多く当てられていなかったりっていうケースが多いかなと思います。ですので皆さんにお伝えしたいことは、コミュニティを立ち上げるぞとなった時はぜひ優先順位をつけていただきたいなということです。では、優先順位をつけるためにやらなきゃいけない事、考えなきゃいけない事って何でしょうか。私は、大きくこの2つだなと思っております。一つはビジョン策定です。「コミュニティをこういう場にしていきたい」というようなところをぜひコミュニティの運営の方に考えていただきたいです。あとは基本的な方針。基本方針っていうとなんとなく硬く聞こえるんですが、まずはこれから実現していこう・これからやっていこうというようなところを、ビジョンと照らし合わせて考えていくということをぜひやっていただきたいなと思っております。目指す姿とステップをチームで議論すべしまず最初にビジョンでどういう場合を目指すかっていうところなんですが、皆さんでワークショップみたいな形でリアルで集まれるのであれば、ぜひホワイトボードに皆さんの意見をワッと書き出し、こういう風にみんな思っているんだねって共有し合うことを実際にやっていただきたいです。また弊社としてすごくおすすめしていて実際にクライアントさんに行っていただいているのがビジョンワークです。ビジョンワークが何かって言うと、例えばどういう風なコミュニティを作っていきたいか、どういう場にしていきたいかといったことを、言葉ではなく絵だったり写真だったりで、みんなでバッと出し合う。そしてそれをみんなで見ながら、やっぱりみんなの目指す方向ってこっちだよねっていうような、言葉ではどうしても削ぎ落ちてしまう部分を語るというようなことをやっていただきます。そして、コミュニティ運営の初期の段階から意思決定者(会社の中でコミュニティ運営している皆さんの部署の意思決定の層に近い方)を巻き込んでいってほしいなと思っております。参加者にとっての観点を忘れない次に、基本方針としては、ステップバイステップで、ビジョンだったりなりたい姿を実現していくものですので、最初からあれもこれもと手をつけるのではなく、まずは何をやるか、そして次に何をやるかという風な形、いわゆるロードマップ的な形で整理をするというやり方でぜひやっていただければなと思っております。そして、こういう風な形でビジョンのワークをしたりだとか、皆さんでどういう風なコミュニティのあり方を目指していきたいかっていうところをお話されたりだとか、ロードマップを引いていくとなった時に、特にユーザーコミュニティをやっていくぞという時にどうしても抜け落ちてしまいがちな観点ってあるなと思っています。例えば、ビジネスでコミュニティ運営をされていると、コミュニティを通じて売上をこれだけ上げていきたい・業績アップにこういう風に貢献していきたいっていうような意図がどうしても強くなっちゃったりするケースです。そのときに「ここって誰のための場でしたっけ」っていう風なところをぜひ意識しながらワークだったりだとか考えるってところをやっていただきたいなと思っております。やっぱりコミュニティって、そこに集ってきてくださっている参加者の方メンバーの方にとって一番居心地が良くて学べる・成長できる場であるべきだと思いますので、「一体ここって誰のための場だったんだっけ」というところは意識しながらやっていっていただきたいです。そこで考えていただきたいのが、ここに集まってきてくださった参加者の皆様が一体何を求めているのか、どんな課題を抱えていらっしゃるのか、そしてどうやったらこの参加者の方々やユーザーさんたちがもっと輝いていけるのかということです。それを考えながら、目指す姿やロードマップを考えていければなと思っております。あなたのコミュニティにとってのスターは?私たちは、コミュニティや事業を共に成長させるようなお客様をスター顧客と呼んでいるんですけれども、スター顧客の方をぜひコミュニケーション初期の段階から見つけていくことを意識しながらコミュニティの立ち上げを行っていっていただきたいです。コミュニティのスター顧客っていうのは、コミュニティを引っ張っていってくださる存在ですね。他のユーザーさんにナレッジや情報をシェアするっていうところもそうですし、新しいユーザーさんを呼んでくださったり、いろんな方々の気づきや学び、巻き込みというようなところにすごく貢献してくださる存在になってきます。ですので、ぜひスター顧客を初期の段階から見つけて育てていくっていう観点を持ちながら見ていただければなと思っております。まとめまとめとしてお伝えしたいことは大きく4つあります。まず最初に、一つ一つの施策だったりだとか、戦術に飛びつく前に一旦一呼吸おいて、そもそもこのコミュニティは何を目指してるんだっけっていう風な、目指す姿やステップをチームで議論して合意を取っていくということ。そしてその際には、参加者の方にとってどうするべきか。そして、あなたのコミュニティだったりだとかあなたの会社 にとってのスターってどういう方で、その方ってどうやったら生まれていくんでしたっけっていう風なところも合わせて考えていただきたいです。【無償トライアル実施中】コミュニティのデータ活用・分析にKEEN Manager をKEEN Managerは、スター顧客を育成し、スター顧客を起点にバイラルな新規ユーザー獲得と他の既存ユーザーの成功の支援を実現するマーケティングツールです。導入企業は、KEEN Managerを活用することで社内の複数のツールやSNSなどのインターネット上に散在するエンドユーザーの行動および発信データを統合し、熱量の高いユーザーを発見することができます。KEEN Managerの無償トライアルはこちらから▼%3Cscript%20charset%3D%22utf-8%22%20type%3D%22text%2Fjavascript%22%20src%3D%22%2F%2Fjs.hsforms.net%2Fforms%2Fembed%2Fv2.js%22%3E%3C%2Fscript%3E%0A%3Cscript%3E%0A%20%20hbspt.forms.create(%7B%0A%20%20%20%20region%3A%20%22na1%22%2C%0A%20%20%20%20portalId%3A%20%2223387243%22%2C%0A%20%20%20%20formId%3A%20%22bfb39371-cd7c-470a-8d97-d0ab0e7c31ab%22%0A%20%20%7D)%3B%0A%3C%2Fscript%3E