SNSの発達やそれを背景にしたクチコミ・リファラルマーケティングへの注目度の高まりにより、コミュニティを形成する個人・企業が増えました。コミュニティのキーパーソンとなるコミュニティマネージャーになりたい、コミュニティマネージャーの仕事内容を知っておきたいという方は多いのではないでしょうか。コミュニティマネージャーとして既に活動しているけれども、今の活動方法に不安を感じている方もいると思います。本記事では、企業のユーザーコミュニティを軸に、コミュニティマネージャーの主な仕事内容や、優れたコミュニティマネージャーの特徴などを解説します。語り手:KEEN株式会社 Founder&CEO 小倉一葉コミュニティマネージャーとは何かコミュニティマネージャーとは、企業などが運営するコミュニティを主導する存在のことです。コミュニティで開催するイベントや日々の交流を通して、社内外の参加者に価値を提供することで、自社事業への付加価値を生み出すことができます。コミュニティを運営することで、多くのお客様(ユーザー)とコンタクトすることができます。中でもコミュニティマネージャーは、多くのユーザーの状況を理解し、ユーザーと自社のハブとなる存在です。ユーザーとのコンタクト数という意味では、いち営業担当では数十人が限界だと思いますが、コミュニティマネージャーであれば数千人との継続的なコンタクトが可能。ユーザーとしても、まだ製品の購入タイミングではなくても、コミュニティや製品情報、他ユーザーの様子などを知りたい場合に、気軽に連絡を取れるコミュニティマネージャーの存在は貴重です。コミュニティマネージャーの2種類の主な仕事コミュニティマネージャーの仕事には、主にオフライン(ミートアップの企画)とオンライン(プラットフォーム・SNSの運用)の2種類があります。ミートアップは、一緒に動いてくれるリーダーやメンバーが一定数以上いて、イベントが定期開催されている状況があることが企画立ち上げの基準です。プラットフォームの運用は、まずはコミュニティポータルやSNSなどのコミュニティの土台となるプラットフォームを決めます。ただし、プラットフォームを決めただけではコミュニティは発展しません。まだオンライン上での発信に慣れていないメンバーへ対してのフォローが必要です。メンバーへの発信を促す方法として、例えばアドベントカレンダーのように、メンバーが毎日1回の投稿にチャレンジするなどのイベントを企画するとよいでしょう。参加したコミュニティイベントの感想を、指定のハッシュタグをつけてSNSに投稿するようにメンバーに依頼することも効果的です。これらのような施策を打ち出して、メンバーが投稿に慣れることで、次々とUGC(User-Generated Contents(企業ではなくユーザーが制作したコンテンツ)が生み出されてコミュニティも発展します。コミュニティマネージャーが気を付けるべき点コミュニティを立ち上げても、メンバーの熱量が低かったり、インタラクティブに投稿されていなかったりすることは、多くのコミュニティマネージャーが悩むポイントです。コミュニティが発展しないことには、複合的な要因があります。スター顧客になると仮定したお客様が適切ではないこと、適した人にワーキンググループのリーダーを依頼できていないこと、コミュニティ活動をするタイミングが適していないことなどが要因として挙げられます。時には、運営メンバーの見直しも必要です。また、コミュニティ活動において、メンバーが重視しているポイントを間違えないことも大切です。メンバー数や参加者の傾向など、立ち上げた当初と現在では、なんらかの変化があるはずです。コミュニティの目的や方向性の塩梅を間違えたままにすると、活動が止まってしまう場合があります。その他にも、コミュニティは人間関係が多く生まれる場なので、仲違いするリスクも抱えています。コミュニティマネージャーとして大切なことは、仮説を立てて実践し、経験を積みながら振り返りを行うことです。順調なグループがいくつかあれば、そこからコミュニティが広がって大きなスケールになることもあります。メンバーが増えて熱量が高くなると、発信内容が増えるなどの相乗効果も見込めるでしょう。優れたコミュニティマネージャーがやっていること優れたコミュニティマネージャーは、コミュニティのビジョン達成を大事にした行動をしており、かつ親しみやすいという特徴があります。感謝される・褒められるなどの外的要因ではなく、コミュニティの課題を自分事と捉えて動くことが求められます。そうすることで、コミュニティへの働きかけを自発的に行えるようになるでしょう。例えば、困っていることをコミュニティ内で投稿するようにメンバーに呼びかければ、アウトプット勉強会を開催しなくても、メンバーの発信の練習ができ、問題解決にもつながります。このような健全なやり取りがコミュニティ内で続けば、感謝や恩送りの文化が熟成されて、コミュニティも発展するのです。またコミュニティマネージャーには、真心を込めたやり取りができたり、営業の方にお客様をコミュニティに誘ってもらうように根回しができたりする、親しみやすさも大切です。最終的な決定責任を負うことも、優れたコミュニティマネージャーの特徴といえるでしょう。例えばイベント企画時、メンバーから意見を集めることは大切ですが、最終的に決定するのはコミュニティマネージャーです。その責任を持ちながら、イベント開催時にタイムマネジメントや登壇者への気遣いを率先して行い、有意義な場づくりをすることができるリーダーシップも兼ね備えています。まとめここまで、コミュニティマネージャーの仕事について解説しました。コミュニティマネージャーはコミュニティ内の交流の起点となり、イベント運営や慣れていない人のフォローまで、幅広い役割を担います。メンバーにとって価値のある企画や熱量のあるコミュニティになるように、試行錯誤していきましょう。【無償トライアル実施中】コミュニティのデータ活用・分析にKEEN Manager をKEEN Managerは、スター顧客を育成し、スター顧客を起点にバイラルな新規ユーザー獲得と他の既存ユーザーの成功の支援を実現するマーケティングツールです。導入企業は、KEEN Managerを活用することで社内の複数のツールやSNSなどのインターネット上に散在するエンドユーザーの行動および発信データを統合し、熱量の高いユーザーを発見することができます。KEEN Managerの無償トライアルはこちらから▼%3Cscript%20charset%3D%22utf-8%22%20type%3D%22text%2Fjavascript%22%20src%3D%22%2F%2Fjs.hsforms.net%2Fforms%2Fembed%2Fv2.js%22%3E%3C%2Fscript%3E%0A%3Cscript%3E%0A%20%20hbspt.forms.create(%7B%0A%20%20%20%20region%3A%20%22na1%22%2C%0A%20%20%20%20portalId%3A%20%2223387243%22%2C%0A%20%20%20%20formId%3A%20%22bfb39371-cd7c-470a-8d97-d0ab0e7c31ab%22%0A%20%20%7D)%3B%0A%3C%2Fscript%3E