「IMUG(アイマグ)」は、株式会社NTTデータ イントラマートが主催する、DXをユーザー同士で学び合うコミュニティです。交流や情報交換、新たな活用方法の発見などを目的とし、現在は185社の会員企業で構成され、累計1,000名以上の方がイベントに参加されています。 今回は、上席執行役員で経営戦略室室長の橋場雅さんと、経営戦略室顧客価値創造グループリーダーの七島泰介さん、「IMUG」コミュニティマネージャーの三村真由さんの3名に、「IMUG」立ち上げの経緯や課題、KEENのコミュニティコンサルティング導入後の変化などについて伺いました。※以下、敬称略KEENコミュニティサポートご活用概況2023年4月導入。活用シーン・コミュニティ活性化に向けたワークショップ、ユーザーヒアリングの実施・コミュニティのロードマップ策定導入効果・ユーザーヒアリングを通じてユーザーとの共催イベントを実現・社外コミュニティとの接点を持つことで刺激を受けるきっかけに・策定したロードマップが社内の共通認識にDXを学びあうコミュニティ「IMUG」とは――まず、「IMUG」というコミュニティについて教えてください。三村:intra-mart User Group、略称「IMUG」は、2021年に発足した、ユーザー同士がDXを学び合うコミュニティです。製品サービス分科会、業務プロセス改革分科会、ビジネスイノベーション分科会という3つの分科会を中心に構成されており、イントラマートの製品の魅力を伝えること、ユーザー同士の交流を通じて製品やサービスをより活用いただくことを目的として活動しています。ありがたいことに、イベントの参加者数は延べ人数で1,000名を超えています。 コミュニティ立ち上げの経緯とその後――コミュニティを立ち上げられたのは、どのような経緯からだったのでしょうか。橋場:昨今「自分たちでITを整備していこう」というユーザーの意識の変化をひしひしと感じています。パートナービジネスがメインだったため、それまで弊社はユーザーと直接の接点を持つ機会がほとんどなく、本当のユーザーの声を肌感覚でとらえる必要性があると考えました。それを全社共通の課題と捉え、改めてユーザーとの接点を密にし、”顧客の声”をダイレクトに受け応えていくことを今後の方針としました。そしてユーザー会として「IMUG」を立ち上げたのです。――現時点で目標はどの程度達成されていますか?橋場:ここまでは順調だと認識しています。「IMUG」を通じてお話をさせていただく中で、お客様も我々との接点を求めてくれていたのだと気付けました。三村:「IMUG」に関心を持ち、自社の社内プロジェクトのように改善のご意見をくださるユーザーもいらっしゃいます。私は元々営業職だったので、お客様に「ご提案する」という立場で接することが多く、イントラマートという共通言語でユーザーとビジネスを語りあえることに衝撃を受けました。ユーザーにもっと愛される製品にしていきたいなと感じます。橋場:「IMUG」ではお客様と、製品やサービスを導入された後の「利用」フェーズでお会いすることができます。実際にお会いしてみるとイントラマートへの期待の高さを感じ、どうして今まで取り組んでこなかったのだろうと思うようになりました。当社の社員もユーザーと直接の接点を持つことで得るものがあると感じれば、自分事として「IMUG」を盛り上げてくれるものと思っています。――「IMUG」がこれから目指していきたいことについて教えてください。三村:お客様がより主体的に「IMUG」を活用していただけるよう活動していきたいです。「IMUG」に参加すると学べる、楽しめる、ワクワクする、そんな雰囲気を作りながらその輪をどんどん大きくしていきたいです。そのためには業界や使い方など、属性を絞ったユーザー同士が交流できるイベントやオフラインでのイベントを企画していきたいと思っています。橋場:より多くのユーザーにご参加いただけるようIMUGの活動をさらに活性化していきたいです。日常の営業活動とコミュニティ活動が分断していると感じることがあるのですが、お客様の満足という視点ではそこを分ける必要はないと思います。商材もサービス提供型に変わる中、営業も「IMUG」も会社の関わりとしてお客様との関係や距離を捉え直す必要があると感じています。KEENのコミュニティコンサルティング導入のきっかけ――KEENのコミュニティコンサルティング導入のきっかけについて教えてください。七島:コミュニティのスケールアップを目指すにあたって、内部リソースに依存し、試行錯誤で運営を続けることは無理があると感じていました。それなら体系立てて活動されている企業と組んだ方が早いのではないかという話から、共通の知り合いを通じてKEENさんと出会いました。橋場:当時、いつまでにどういったステップを踏めば成功に向かっているのかなど、立ち上げから発展に向けてのプロセスの方程式がないまま活動していました。自社内で考えていても何が正解かを判断するのは難しいと感じ、経験と過去の実績を持つ専門家のサポートに頼ろうと考えていた中、KEENさんのお話を聞き「これだったら受けた方がいい」と導入に至りました。専門家に頼ることで「IMUG」の立ち上げが真剣であることを社内へプロモーションしようとした側面もあります。 ――導入前はどのようなことを課題に感じていたのでしょうか?三村:当時のIMUGが目指すところは「コミュニティの半自走」でしたが、運営事務局(イントラマート社員)の負担が大きい状況でした。他のコミュニティのように、お客様が主体的に動くイメージにつながらず、具体的な手段やユーザーの巻き込み方に課題を感じていました。導入後の社内の変化 ――KEENが入ったことに対して、どのような感想をお持ちですか?三村:全体的にとても良かったと思っていますが、1番はユーザーヒアリングですね。KEENさんからのヒアリングでは率直な意見を聞くことができ、第三者の方にヒアリングしてもらうことの価値を感じました。IMUGについてじっくりとご意見をいただく機会は今までなかったので、ユーザーのIMUGに対する期待や考えをお聞きすることができて、運営の参考になりましたし、ヒアリングにご協力いただいた方とイベントを作っていきたいという気持ちも生まれました。実際、ヒアリング後に共催のような形でイベントの実施ができ、ヒアリングがユーザーと共にIMUGを運営していく第一歩になったと感じています。事務局としての想いを伝えて共感してくださるユーザーとイベントを作るという経験は2023年度のイベント設計で大変役立ちました。運営事務局メンバーで課題を出し合い、足りないこと・できていないことを洗い出す機会を持てたことも良かったと思います。他にも、社内会議ではつい課題ばかりを探しがちですが「ここが素晴らしいですよ」と「IMUG」を褒めていただく機会を得たのもモチベーションになっています。七島:既存の価値観や固定観念を外部から壊していただける存在は非常に重要だと思います。コミュニティ支援の様々なプロジェクトを通じて獲得された知見をお持ちの方と、弊社の社員が接点を持つことはこれまでなかったため、KEENの皆さんとの交流一つ一つが刺激になったと思いますし、KEENさんの企画イベントに何人かで参加させてもらうことによって、他のコミュニティに関係している人たちとの情報交換のきっかけが作れたのはすごく良かったと思います。導入後のコミュニティの変化 ――ワークショップやユーザーヒアリングに加えて、コミュニティ発展へのロードマップやステップについても一部ご提案させていただきました。まだ世間ではノウハウ化されていない部分に対しては、弊社としても特に力を入れてサポートさせていただいた部分ですが、どのようにお感じになりましたか。橋場:KEENさんと一緒に作成したコミュニティのロードマップは部門内の振り返りなどに繰り返し使わせてもらっています。来期の「IMUG」の活動計画を策定し予算をつけるにあたり、いただいたロードマップを基に、「来期はこういう取り組みをします」と提示する形で頻繁に使わせてもらっています。七島:形にできたビジョンとロードマップは取り組みの評価の基準になりました。必要に応じて適宜修正・改良をしていこうと考えています。コミュニティの発展においてKEENに期待すること――今後KEENに期待することや、要望などをお聞かせください。三村:参加人数が増えた際にどのように全体を活性化していくか、参加頻度が少なくなってしまった方へのアプローチ方法などを学ぶ必要があると感じています。KEEN Managerの導入も検討していきます。データの活用は現状、かなり弱いと感じていて、スター顧客や熱いメンバーをもっとわかりやすい状態にしたいと思っています。その辺りのご支援をいただけたらと思います。橋場:メンバーが増えてきた時に、運営としてどこまで・どのレベルで対応すべきか、メンバーの満足度を上げていくためにどのようなアクションをとるべきかなど、お教えいただいた中で具体的に取れる策はすべてアクションとして盛り込んでいきたいと思っています。七島:KEENのユーザーコミュニティの参加者として、コミュニティ運営の情報交換をしたいと思っています。一方的に教えてもらうだけではなく、参加者として楽しみながらより実践的なノウハウや情報を得る機会を得たいです。 【無償トライアル実施中】コミュニティのデータ分析にKEEN Manager をKEEN Managerは、ユーザーコミュニティや社内コミュニティに参加する方々のコミュニティ全体や参加者個人の活動傾向を可視化し、その中から「スター」になる人材を発掘、育成するデータ分析ツールです。マーケティングイベント、コミュニティ内の勉強会への参加データや、各種SNSやTeamsなどのコミュニティポータルでの発信データを集約し、個人単位でデータを集約。行動データの中から人々の才能を発見し、コミュニティの行動量を最大化します。%3Cscript%20charset%3D%22utf-8%22%20type%3D%22text%2Fjavascript%22%20src%3D%22%2F%2Fjs.hsforms.net%2Fforms%2Fembed%2Fv2.js%22%3E%3C%2Fscript%3E%0A%3Cscript%3E%0A%20%20hbspt.forms.create(%7B%0A%20%20%20%20region%3A%20%22na1%22%2C%0A%20%20%20%20portalId%3A%20%2223387243%22%2C%0A%20%20%20%20formId%3A%20%22bfb39371-cd7c-470a-8d97-d0ab0e7c31ab%22%0A%20%20%7D)%3B%0A%3C%2Fscript%3E