2020年11月に設立され、大手企業を中心に約4,000名、1,000社を超える規模まで成長しているGoogle Cloud Japan の公式ユーザー会「Japan Google Cloud User Group for Enterprise ※愛称 Jagu'e'r(ジャガー)」。2023年からKEEN Managerを導入されました。以前の記事では「Jagu'e'r」のご紹介や導入の決め手、KEEN Managerへの期待について伺いました。今回は、具体的にKEEN Managerをどのように活用しているのか、導入した効果や感じている価値などについて語っていただきました。話を聞いたのはグーグル・クラウド・ジャパン合同会社在籍時に「Jagu'e'r」を立ち上げ、現在は株式会社 G-gen上級執行役員 CRO を務める黒須義一さん、「Jagu'e'r」エバンジェリストとして活躍し、Google Cloud Partner Top Engineerである株式会社NTTデータの山時浩一郎さんのお2人です。※以下、敬称略KEEN Managerご活用状況2023年内にトライアル利用、2024年1月から本格導入決定。運営メンバーとエバンジェリストの計15名でご活用活用シーン・Jagu’e’r Awardの点数付けにKEEN Managerのデータを使用・メンバーの活動に対するインパクトへのフィードバックに総合的に活用導入効果・主観を取り払い、データに基づく客観的な評価が可能に・コミュニティ全体を俯瞰的に把握できるようになった30の分科会で一層盛り上がる「Jagu’e’r」――まずはお2人の簡単なプロフィールと、Jagu’e’rでの役割についてお聞かせください。黒須:私は前職でGoogle Cloudに所属し、そこでコミュニティ「Jagu’e’r」を立ち上げ、その運営とマネジメントを、現在は個人として引き継いで行っています。山時:私はNTTデータで公共部門の中心にインフラ系のアーキテクトに携わっています。Google Cloud関連では、Partner Top Engineerに認定されており、Jagu'e'rでは登壇機会を数多くいただいたことなどを機に、現在は第二期のエバンジェリストとしても活動しています。Jagu’e’rの活動では、GWS分科会のオーナーを務めるほか、デジタル人材育成分科会とエネルギー分科会といった変わり種の分科会の運営にも携わっています。実は社内でもGoogle Cloudのコミュニティを展開しており、そのコアメンバーとしても活動しています。最近は「Google好き」「コミュニティ好き」というラベルが自分の中で強くなってきています。――Jagu’e’rの近況としてはいかがですか?黒須:Google Cloud NextでJagu'e'rブースを構えていたのですが、累計で1,000名ほどがブースに来てくださり、「Jagu'e'rに興味があります、⼊ります」という⼈もいて嬉しかったですね。コミュニティメンバーの中には大企業の役職者も多いのですが、そんな方々がJagu'e'rのチラシを配ったりブースに立ったりしている光景はすごく素敵だなと感じました。山時:新しい分科会の芽がたくさん出てきていますね。今30ほどの分科会がありますが、既存の分科会も盛り上がっていますし、新しい分科会も出だしているのが面白いです。コミュニティの架け橋となるエバンジェリスト――改めてJagu’e’rにおける「エバンジェリスト」とはどのような役割なのでしょうか?山時:エバンジェリストは現在9名おり、様々なミッションや期待を背負った「実働部隊」だと考えています。普段は各分科会で活動していますが、分科会を超えて何かやりたいことがあったり、外部にアピールしたいことがあったり、コミュニティ内で共通の問題を抱えていたりする場合に、それらを拾い上げて対応する役割を担っている横断的な存在です。――具体的にはどのような活動をされているのでしょうか?山時:主な活動としては、横断的なイベントの企画や運営があります。例えば、Jagu’e’rの基幹イベントである「Jagu’e’r park」があります。春と冬の年2回開催していて、私が現在リードを務めながら、他のエバンジェリストメンバーと協力して運営しています。また週1回、エバンジェリストの定例会を開いて情報共有を行っています。さらに、コミッティ会議という場において、Jagu’e’r全体の意見交換をする際の窓口になっています。データで進化するコミュニティ運営 KEEN Manager活用法――KEEN Managerをコミュニティ運営にどのように取り入れているのでしょうか?黒須:まず、Jagu’e’r Awardの点数付けにKEEN Managerのデータを使用しています。そのほか最近多いのは、エンジニアさん個人から自身のスコアや、その方が登壇したイベントの参加者数などを聞かれることです。Googleの公式資格を取りに行く時に、審査項目にそういった数値を記載するので、問い合わせが来ることが増えました。また、入ったばかりの人に向けたオンボーディングイベントを経て、その後どの分科会に参加しているか、ネクストスターに上っているかなどを追えるのは有益ですね。山時:私はイベント後にメンバーのスコアがどう変わったのかを確認するために、タグ付けをして追跡しています。また、エバンジェリストの定例会ではKEEN Managerの画面を共有しながら話し合いをしますし、新しいエバンジェリスト候補の選定にも活用していますね。例えば、オンボーディングに参加した人が最近、ある分科会に参加し、活発に活動している様子が見えてきました。こういった動きは、KEEN Managerがなければ把握するのが難しかったですね。――データに基づいた運営ができているのですね。山時:データを見ながら話ができるのは非常に有益です。例えば、「この人が最近目立ってきているよね」という感覚的な意見も、KEEN Managerのデータで裏付けられると、より確信を持って議論できます。黒須:当初はスターやネクストスターを探したり、活動量が増えてきた人を見つけたりするために使うことが多かったのですが、今はそうではなくて。先ほどの登壇機会の参加者数といったメンバーの活動に対するインパクトをフィードバックすることに役立っていますね。また、最近追加された機能ですが、参加者データのマージ機能も役立っています。例えば、転職したメンバーの新旧のデータを統合して、過去の実績も含めて現在の活動を評価できるようになりました。長期的な貢献を正確に把握する上では、とても重要な機能ですね。KEEN Manager導入で実現した客観的で公平なメンバー評価――KEEN Managerを導入されて、どのような効果を実感されていますか?黒須:最も大きな効果は、主観を取り払い、データに基づく客観的な評価ができることです。コミュニティ運営ではどうしても中心人物の主観が入り、内輪感が生まれたり、特定のメンバーに評価が偏ったりすることがあります。それを排除して、一見目立たなくても着実に貢献してくれているメンバーの評価も、より正確に近い形で行えるようになりました。KEEN Managerは私だけではなくエバンジェリストの9名にも触れるようにしています。私よりフロントでいろいろなメンバーと日々コミュニケーションしてくれているエバンジェリストの9名自身が、データの裏付けをベースに活動できるのは大きいですね。加えて、私とエバンジェリストの間に共通言語が増えるというメリットもあります。山時:コミュニティ全体を俯瞰的に把握できるようになったのは大きな価値だと感じています。エバンジェリスト同士でも日々関わっている分科会やメンバーが違います。それぞれが「なんとなくこの人が出てきている」と思うメンバーが、KEEN Managerのデータとして自動的に上がってくるのは感動しますね。主観的な判断に頼るのではなく、データに基づいて公平に洞察できるようになりました。「ツールが文化を作る」KEEN Managerへの期待――最後に、KEEN Managerの導入を検討しているコミュニティ運営者へのアドバイスをお願いします。黒須:KEEN Managerは、フラットでオープンなコミュニティを作りたいと考えている運営者にとって、非常に有益なツールだと思います。「ツールが文化を作る」という言葉がありますが、KEEN Managerを導入することで、コミュニティの文化自体もより透明で公平なものに変わっていくのではないかと思います。山時:KEEN Managerを導入することで、コミュニティを俯瞰して見ることができるようになります。コミュニティマネージャーやエバンジェリストなど、立場は違っても全体感を一覧できるので非常に便利です。アンコンシャスバイアスを恐れずにコミュニティと向き合えるようになることで、自信を持って判断を下せるようになるのではないでしょうか。私には現在、エバンジェリストというラベルがついていますが、コミュニティにおいてラベルはとても重要です。光を当てることによって活躍できたりするので、Jagu’e’rでも、まだ注目されていない新しい人に光を当てたいなという思いで取り組んでいます。活躍の瞬間に出会えることは運営側の方々にとっての活力やご褒美にもなるので、ぜひいろいろな挑戦をしてもらいたいと思います。【無償トライアル実施中】コミュニティのデータ分析にKEEN Manager をKEEN Managerは、ユーザーコミュニティや社内コミュニティに参加する方々のコミュニティ全体や参加者個人の活動傾向を可視化し、その中から「スター」になる人材を発掘、育成するデータ分析ツールです。マーケティングイベント、コミュニティ内の勉強会への参加データや、各種SNSやTeamsなどのコミュニティポータルでの発信データを集約し、個人単位でデータを集約。行動データの中から人々の才能を発見し、コミュニティの行動量を最大化します。%3Cscript%20charset%3D%22utf-8%22%20type%3D%22text%2Fjavascript%22%20src%3D%22%2F%2Fjs.hsforms.net%2Fforms%2Fembed%2Fv2.js%22%3E%3C%2Fscript%3E%0A%3Cscript%3E%0A%20%20hbspt.forms.create(%7B%0A%20%20%20%20region%3A%20%22na1%22%2C%0A%20%20%20%20portalId%3A%20%2223387243%22%2C%0A%20%20%20%20formId%3A%20%22bfb39371-cd7c-470a-8d97-d0ab0e7c31ab%22%0A%20%20%7D)%3B%0A%3C%2Fscript%3E