Google Cloud Japan の公式ユーザー会「 Japan Google Cloud User Group for Enterprise ※愛称 Jagu'e'r(ジャガー)」は、クラウドテクノロジーを用いた変革を推進するITリーダーのコミュニケーションを支えることを大きな目的として、2020年11月に設立したコミュニティです。大手企業を中心に参加者を集め、現在は約3,400名、900社の規模まで成長しています。今回はグーグル・クラウド・ジャパン合同会社在籍時に「Jagu'e'r」を立ち上げ、現在は株式会社 G-gen に移籍されて上級執行役員 CRO を務める黒須義一さん、「Jagu'e'r」で活躍しエバンジェリストとして運営にも関わる同社クラウドソリューション部の又吉佑樹さんに、「Jagu'e'r」運営の工夫やKEEN Manager導入のきっかけ、導入後の効果などについて伺いました。※以下、敬称略KEEN Managerご活用概況2023年内にトライアル利用、2024年1月から本格導入決定。運営メンバーとエバンジェリストの計15名でご活用活用シーン・アワード付与対象の選定・登壇オファーやフォローアップ対象の見極め導入効果・運営側が把握できていなかった人の活躍を把握可能に・流動性の高いコミュニティ内を数字で追えるようにコミュニティ「Jagu'e'r」立上げの目的――まず、黒須さんが「Jagu'e'r」を立ち上げたきっかけを教えてください。黒須:Google Cloud Japanでは、パートナービジネスを拡大しようという経営目標があり、そのためにコミュニティという施策は効果的なのではないかと考えました。あえてエンタープライズ型で展開することで、ユーザー企業もパートナー企業も両方が入っていただきやすいコミュニティになったのがポイントです。2020年6月ごろから企画をして、立ち上げたのが11月。初手としてはエンタープライズ企業に勤める知人に一人ひとり声をかけて協力を仰いでいき、当初の目標は200人、50社くらいでした。その後、参加者はどんどん増え、3年を迎えた現在、約3,400名、900社の規模まで広がっています。コミュニティでGoogle Cloudをもっと身近に――コミュニティという取り組みは、当初から会社で歓迎されていたのでしょうか。黒須:Google Cloud Japan は会社の方向性と合っていれば、社員がそれぞれどんな施策を実行するのかについては比較的自由度が高い会社だと思います。当時の僕は別にメインの仕事がありましたから、そちらで数字を出すことは前提にありましたが、特に抵抗のようなものはありませんでした。――社内予算はどのように確保されたのでしょうか。黒須:理由付けの論理はいろいろありますが、今回のケースで投資対効果がわかりやすいものとして工夫したのが、外部発信です。例えば外部メディアに記事広告を書いてもらう場合、100~150万円の費用がかかります。しかしコミュニティを活性化させることで、自然発生的にGoogle Cloudを推奨するような記事が出れば、それは無料で広告効果が得られます。そのループを作ることを心掛けました。Webメディアの記事だけでなく、ブログやオンライン/オフラインイベントもある。いろいろな場でGoogle Cloudというサービスの知見が広がり、それがポジティブな内容であればプラス1と換算していくと、記事広告数十本~数百本分のメディア効果があると考えることができます。そんな風に計算して交渉して予算を確保しました。――コミュニティを成長・活性化させるうえでどのようなことを意識されたのでしょうか。黒須:僕はコミュニティにおいては競合戦略はいらないと思っています。自分たちがやりたいように、素敵な場所にしていこうと取り組めば、いつの間にかいいコミュニティになっていると考えています。しかも僕たちはあえてマーケティングを目的にコミュニティを行っている訳ではありません。ただ実際には、コミュニティへの参加をすることでメンバーにとってGoogle Cloudが身近になるという意味で、マーケティング的な効果もあるのは事実です。意識しているのは、古参のメンバーを優遇しすぎないことでしょうか。コミュニティは続けていくといつの間にか古参が幅を利かせてしまうことがあるため、登壇機会などがあるときはできる限り新しい方を抜擢するようにしています。コミュニティ活性化にむけたKEEN Manager活用――KEEN Managerを知っていただいたきっかけは何でしたか。黒須:KEEN代表の小倉さんと、Google Cloud Japan 時代の同僚が前職であるマイクロソフトで師弟関係だったことがきっかけです。その方から「面白いツールがある、 Jagu'e'r で使えるんじゃないか」と紹介してもらったのです。それまではコミュニティの活動を数値化して可視化できるツールが存在すること自体、知りませんでした。――KEEN Manager を知っていただき、実際に導入しようと思っていただいた決め手は何だったのでしょうか。黒須:コミュニティではレコグニション(メンバーの功績や活躍を認め合い、称賛し合うこと)が重要です。ただ、規模が大きくなってくるとKEEN Managerのような第三者的に指標が統一できるツールは非常に助かるなと感じました。今は9人いるエバンジェリストが KEEN Manager を活用し、レコグニションしてコミュニティを活性化してくれればいいなと考えています。又吉:レコメンド機能がとてもいいなと感じています。過去と比べて急に発信が多くなった人、アクティブになった人を一覧できるので、僕ら運営側から、登壇のオファーを出してみたり、いろいろな機会を与えたりするための指標として使えます。逆に、過去と比べてアクティブではなくなった人も可視化されます。僕にも経験があるのですが、本業の業務が今月から忙しくなった、今週だけは本業に集中したいといったタイミングがあります。そういうときにはコミュニティのタスクが振られると負荷になってしまいますし、人によっては負荷が大きくなりすぎてコミュニティの自体を抜けてしまう方もいます。KEEN Managerはそういうタイミングを数字によって察知して、必要に応じてフォローがしやすくなるツールだと思います。KEEN Manager導入後のメリット――KEEN Managerを導入してみて、ご感想はいかがでしょうか。黒須:先日初めて KEEN Manager を Jagu'e'r アワードの審査に取り入れてみました。受賞者を選定するために絞っていくときに、KEEN Manager のスコアを参考にしたところ、スコアが高い人の中には、自分が知らない人がたくさんいて驚きが多かったです。活躍しているのに自分には見えていなかった人を見える化できたことは非常に効果的でした。他にも、半年前は「サイレント」だった人たちが今は「ネクストスター」になっているなど、活動量の変化を明らかに見ることができるので楽しいです。又吉:Jagu'e'r Awardは年1回表彰があるのですが、Jagu'e'rのすごいところは、毎年出てくるメンバーが変わるところです。それくらい循環がすごいコミュニティなので、変化を数値で追うことができるKEEN Managerは今後もとても役立つと思います。――ありがとうございます。これからKEEN ManagerやKEENに対して期待すること、もっとこうしてほしいといったご要望があれば教えてください。黒須:データの取り込みを上手く自動化して、より大きいデータや多様なデータを簡単に扱えるようになると、より活用の幅が広くなると思います。我々依頼側もデータの整理をしてお出しすることになるので、そのあたりが効率的になるといいのかなと思っています。コミュニティ活性化は「ネクストスター」が重要――今後、コミュニティとしての目標と、KEEN Manager をどのように活用していきたいか伺えますでしょうか。又吉:僕は元々、全然コミュニティに対して積極的ではありませんでした。傍聴者のような感じでいたところ、ある人が「登壇してみないか」「運営してみないか」と声をかけてくれたことを機に深く関わるようになりました。そうすると少しずつ視座が上がっていきます。その中でG-genに転職して、コミュニティの中で「エバンジェリストとしてやってみないか」と声をかけていただき、さらに視野が広がってきました。おかげさまでいろいろ表彰もいただけるようになり、コミュニティにおける自分のプレゼンスも上げていただきました。僕は、何者でもない、いちセールスからエンジニアに転身した身ですが、今は趣味が仕事になっていると感じるくらい人生が変わっています。ここまで来られたのは本当にコミュニティあってのことなので、コミュニティを通してこういう経験をする人を1人でも増やしていきたいと思います。黒須:KEEN Manager の活用は、とにかくコミュニティの中で光っている人を見つけること、ネクストスターの人を増やすことが目下の目標なので、サイレントからイベントゴーアー、シェアラーなど、どんどん引き上げてコミュニティのますますの活性化を目指したいと思います。【無償トライアル実施中】コミュニティのデータ活用・分析にKEEN Manager をKEEN Managerは、スター顧客を育成し、スター顧客を起点にバイラルな新規ユーザー獲得と他の既存ユーザーの成功の支援を実現するマーケティングツールです。導入企業は、KEEN Managerを活用することで社内の複数のツールやSNSなどのインターネット上に散在するエンドユーザーの行動および発信データを統合し、熱量の高いユーザーを発見することができます。%3Cscript%20charset%3D%22utf-8%22%20type%3D%22text%2Fjavascript%22%20src%3D%22%2F%2Fjs.hsforms.net%2Fforms%2Fembed%2Fv2.js%22%3E%3C%2Fscript%3E%0A%3Cscript%3E%0A%20%20hbspt.forms.create(%7B%0A%20%20%20%20region%3A%20%22na1%22%2C%0A%20%20%20%20portalId%3A%20%2223387243%22%2C%0A%20%20%20%20formId%3A%20%22bfb39371-cd7c-470a-8d97-d0ab0e7c31ab%22%0A%20%20%7D)%3B%0A%3C%2Fscript%3E