2023年10月にKEENに入社した檜山諒さん。学生時代からコミュニティに携わってきた諒さんには、コミュニティメンバーの才能を見つけ出し、エンパワーしたいという想いがありました。KEENへの入社の決め手、学生時代のコミュニティ活動に加えて、将来のビジョンについてもお話しを聞きました。〈プロフィール〉檜山諒2022年3月に高知大学地域協働学部を卒業。在学中はプリズムテック(KEEN株式会社の旧社名)でインターン生としてコミュニティサポート業務やSNS運用を、卒業後は個人事業主としてシェアキッチンの運営や事務局業務などを行う。2023年10月にKEEN株式会社に入社。コミュニティの原体験は"虫干し"で出会ったおじいちゃん―― 学生時代から地域コミュニティに興味があったとお聞きしましたが、何かきっかけになる出来事があったのですか?コミュニティと出会ったきっかけは、高校の歴史の先生に連れて行ってもらったイベントです。その先生は地域で開催されるイベントによく呼んでくれたんですが、その一つに、博物館やお寺にしまってある骨董品や遺品を定期的に外に出して風を通す“虫干し”というイベントがありました。そのイベントに参加されていたおじいちゃんたちの行動を見てコミュニティと関わりたいという想いが募っていったんです。彼らはボランティアなのに、イベントに来たお客さんに対して接待をし、自分たちの地域について丁寧に紹介していました。私は当初、どうしてボランティアの立場なのにここまで情熱を持って語れるのか、そのパッションはどこから溢れてくるのか理解できませんでした。でも、コミュニティに携わり勉強していく中で、徐々にその心理が理解できました。彼らがお金をもらっているわけでもないのに熱量高く語る背景には、そのコミュニティに自分のアイデンティティを重ねているからなんだと。自らがいいな、応援したいな、すてきだなと思ったものを発信できるということは、その人自身の在りたい姿や生き様を表現することに近づける一つの方法なのではないかと考えています。無理矢理じゃなく、自発的な想いから生まれる行動であるからこそ、大きなエネルギーになるし、良いと思ったものを熱心に紹介することで人生が豊かになるとも感じました。自分が良いと感じるものについて発信したり行動に移している、そんな人たちを応援し、サポートしたいという想いでコミュニティに携わっています。コミュニティに支えられた自分だからこそやるべきKEEN Managerというサービス―― KEENに入社を決めた理由を教えてください。私は以前、インターン生としてKEENに関わっていました。インターンは、大学卒業と同時に終えていたのですが、Twitter(現X)やHPなどでKEENの活動をずっとファンのような立場でウォッチさせていただいていました。SNSなどでもやりとりをしていて、代表の一葉さんと、私のやりたいことやKEENの状況などを話していく中で、KEENの「コミュニティを通じてスターを見つける」という考え方にとても共感しました。そんな考え方を持った組織を作る彼女がどのように意思決定を行い、会社を成長させているのか知りたい、またこの会社がどんどん成長し変化していくのを一緒に見たい、そして自分自身も貢献したい、と徐々に感じていきました。―― 事業内容についても、諒さんの想いと重なる部分はあったんですか?そうですね。私は、コミュニティに携わる中で「人は見る角度や、おかれた環境によって誰でもスターになりうる素質を持っている」と思うようになりました。KEEN Managerは、コミュニティ内のデータを使って多面的にその人の貢献や可能性を可視化してくれるサービスなので、私が持っていた想いとも重なりましたね。私自身も高校時代から今に至るまで、コミュニティを通じてお仕事をもらったり、貴重な体験をさせていただいたり、コミュニティによって生かされていると心から感じているんです。そんな私だからこそ、KEENの事業を通して、コミュニティの力を最大限使って、もっと多くの人がスターとなれる機会を作っていきたいです。コミュニティはあくまで手段。人々をエンパワーする想いを忘れないことが大切―― これからKEENで挑戦していきたいことはありますか?将来的に自分で事業を起こしたい、立ち上げたいと思ったときに「いつでも始められる状態になる」ということを1つのゴールとして考えています。そのためには、まず目の前のお客様の声をしっかりと聞き、期待を超える価値を提供し続ける力がまず必要なのではないかと考えています。直近では、カスタマーサクセスに関してはなんでも任せてくださいと言えるくらいになりたいですね。そして今後はプロジェクトマネジメントができるような人材になりたいと強く思っています。お客様の声を聞いて、どうやったら成功に導けるかを考え、プロジェクトを成功に導く、こういったプロジェクトマネジメントができる状態が、「自分で事業を立ち上げられる」という状態に近いと考えています。―― 諒さん個人として挑戦したいことはありますか?個人としては、「人それぞれの才能を見つけ出すプロになりたい」という想いが根底にあります。才能を見つけ出し、育てる。それによって、その人が自分自身の在りたい姿で行動ができるようにエンパワーしたい、そんな想いを持って、自分に何ができるのかを模索しているところです。具体的には、私自身の原体験にある「地方の新卒社員の孤独の解消」に対して何かやれることはないかと考えているところです。でも、その活動はコミュニティという形式ではないかもしれません。コミュニティを作る・運営するというのは目標ではなくて、あくまで手段なんです。何かに向かって行動している人々をエンパワーメントし、個人個人が輝くことにコミュニティが役に立てば良い、KEENも私自身もそれを忘れずに活動していきたいと思っています。採用情報はこちら